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2023-01-05

SSLについて

皆さんはWebサイトにSSLを導入していますか?

インターネット上の通信は暗号化しないと盗まれてしまう、改ざんされてしまうといったリスクがあります。
今回は、安全にインターネットを使用するために大切な『SSL(Secure Sockets Layer)』についてご紹介いたします。

SSLとは

SSL(Secure Sockets Layer)とは、Webサイトとそのサイトを閲覧しているユーザとのやりとり(通信)を暗号化することで、盗聴やなりすましなどを防ぐ仕組みです。
Web上では、個人情報や、クレジットカード情報、重要なID・パスワードといった情報が常に悪意ある第三者から狙われています。そのため、SSL通信で情報を暗号化することが大切になります。
ウェブサイトにSSLを導入すれば、サービスの安全性や信頼性が高まり、ユーザーに選ばれるサイト運営ができます!

では、暗号化(SSLを導入)されているかどうかはどのように見分けるのでしょう。

 

皆さんはWebサイトを検索した時に警告が出てきて不安な気持ちになったことはありませんか?

 

現在では、暗号化されているかどうかはブラウザ側にも表示され、SSL未対応のWebサイトにアクセスすると、「保護されていない通信」の警告が赤く表示されるような場合があります。

警告以外にも、WebサイトのURLで見分ける事ができます。WebサイトのURLは「http://」と「https://」で始まるものに分かれていて、「http://」で始まるURLは暗号化されていない通信、「https://」で始まるURLは暗号化されている通信でリンクの前に鍵マークが付いています。目に見えてサイトの安全性がわかると安心ですね!

SSLの種類について

SSLというものがどういうものか少し伝わりましたでしょうか?
ここまで説明してきたSSLですが、SSL化するためには認証局がそのサイトの運営元を確認し、問題ないと判断した上で初めて証明書が発行されます。

確認する内容の多さによって種類が3つに分けられていて、導入するウェブサイトの利用用途に適したSSLを選ぶことが可能です。

それでは、それぞれの特徴と一連の認証の流れを見ていきましょう!

ドメイン認証型

ドメイン名を所有していることを確認する一番お手軽な方法です。ドメインだけで認証するので、組織の実在性などの確認はなく、個人や個人事業主でも登録が可能なSSLです。また、難しい審査が不要なため、発行までのスピードが速いのも特徴の1つです。費用は安く、無料で利用できるサーバーもあります。

企業認証型

ドメインの所有の上、運営組織が実在しているのかもの審査も行います。企業などの公式サイトに使われることが多く、書類審査なども行われるため、ドメイン認証よりは信頼性が高いです。その分費用も高く、年間5万円~かかりますが、証明書には組織名が表示されるため、 組織の実在性や安心感をアピールすることが出来ます。

EV認証型

証明書に記載されるドメインの所有者と運営組織の法的実在性の確認のほか、組織の申し込み意思と権限、所在地などの確認も行います。また、EV認証は世界標準の認証ガイドラインがあり、サーバ証明書の中で最も厳格な審査が行われます。価格も一番高額で、知名度の高い企業サイトや、官公庁のサイトに使われることが多いSSLです。

SSL化のメリット

近年では、Googleなどの組織が通信の暗号化を推進する動きもあってユーザーの意識が高まり、WebサイトのSSL化が求められています
SSLの種類も把握したところで、もう一度SSL化のメリットを確認しましょう。

セキュリティーの向上

近年問題となっているなりすましの防止や、データを暗号化をすることで通信内容の盗聴、通信内容の改ざん等のサイバー攻撃を防ぐことができます。またそれらにより、マルウェア対策やフィッシング詐欺などに亘って安全性を高めることができます。

ユーザーに安心感と信頼感を与えられる

SSLを導入すれば、鍵マークで安全なウェブサイトであることをアピールできます。
また、SSL証明書が発行されているということは、そのサイトを運営している企業が『実在していて信頼できる企業』ということをアピールすることが可能です。

SEO効果への期待

大手検索サイトGoogleでは2014年より、ウェブサイトが常時SSL化されているかどうかを検索順位を決める要素の一つとしました。つまり、SSL化したサイトは検索上位に表示される可能性が高まるということです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

セキュリティ向上のためにも、ユーザーへの信頼性という観点からも、SSL対応はWebサイト管理者にとって必須の対応になりつつあります。
Webサイトのみで取引が完了することも多いため、データの信頼性を担保するというのは非常に重要です。ご自身のウェブサイトに最適なSSLの種類を選び、実際に導入していきましょう!

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