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SOLEPRO

2023-03-23

STORESからfutureshopへの移行で苦労した話

 みなさまこんにちは。
ソレプロの庭の梅の花が満開になり、それと同時に1日のくしゃみの量も増えて、一気に春を感じております…!

 

早速ですが、皆さまの中に
「STORESからfutureshopに移行したいのに方法が分からない…」
「STORESの移行って難しそう」
と思われている方はいらっしゃいませんか?

そんな皆さまに今回は、ソレプロがSTORESからfutureshopへの移行をしてみて感じたことをご紹介いたします。

 

結論から申し上げると、STORESからfutureshopへの移行は非常に時間と手間がかかる作業です。
そこで、このブログでは「移行において大変だったこと」「移行前にやっておくと良いこと」などをお伝えできればと思っております!

STORESの特徴

STORESは「はじめての人もいますぐ、かんたんに」の理念のもとWEBの知識がなくても簡単に始めることができるカートシステムです。

しかし、誰でも簡単に触れる機能に限定されているので、
・規模が大きくなってきた際の他店舗展開や他ASPやモールへの移行
・他ASPやモールからの移行
についての機能は付与されていません。

以下に挙げる特徴のように、そもそも他のカートシステムとは構造が異なっている部分があり、移行のためのデータを一括処理するということが一切できない仕組みになっています。

・商品番号が存在しない
・csvでの情報一括DLやアップロードができない
・商品画像が商品データと紐づいていない

 

では次に、実際に移行してみて苦労したポイントをご紹介いたします。

CSVでの一括処理ができない場合はどのようにデータを取得するのか?

管理画面からCSVでの一括処理ができない場合は、実際に表示されているページにアクセスし、表示されているデータを取得していくという流れになります。

1ページずつ開いて表示データを取得してというのを全商品繰り返していくのですが、これを人間の力でやっていこうとすると相当な時間と労力がかかりミスも多発します。
(今回は17,000商品以上、画像は約90,000枚と膨大なデータを引っ越す必要があり、人の力だけでは不可能でした…。)

そこで活躍してくれるのがRPAというロボットです。

ロボットに「ページを開いてこの部分のHTMLデータと画像をダウンロードして格納する」という作業を学習させ、丸2日間休みなしに移行データを取得してもらいました。

ロボットでも移行できなかったデータ

ロボットに作業をしてもらって安心かと思いきや、そうではありません。
ロボットでも移行できないデータ(以下の4点)があり、そのデータは手作業で取得していきます。

・非公開になっている商品データ
・在庫数の入力
・顧客データの移行
・商品へのカテゴリー付与

 

ロボットの作業と手作業の末、ついに全移行データの取得が完了しました・・・!。ここまでかかった時間は約1週間(!)。達成感はひとしおです。

ここまでの話を聞いて、「そんなに大変ならもう移行しなくていいや…」と思ってしまっている皆さま…!まだ諦めないでください!
ここで、今回ソレプロが考えた「日頃のEC運営で未来のために整理しておくと良いこと」をご紹介したいと思います。

日頃のEC運営で未来のために整理しておくと便利なこと

商品データを整理しておく
 (品番、商品名、バリエーション、税率、オプションの項目などをリストで保管)

商品画像を保管しておく
 (画像名を『商品番号-01』などの共通ルールで付けるとより良いと思います!)

顧客情報を会員ランクなども含めて保管しておく

 

以上のような方法をとることで、移行の際に少しばかりスムーズに作業が進むかもしれません。
移行に限らず、商品や顧客の情報を別で保管しておくことで他の機会でも役立つかもしれませんね!

 

今回はSTORESからfutureshopに移行する際に苦労した話をご紹介しました。

ストアーズからだけでなく、futureshopへの移行で何かお困りの方はお手伝いできることがあるかもしれませんので、いつでもご相談お待ちしております!

 

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カテゴリー : 制作・運営のこと

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