2024-10-15
Apple ID・GoogleアカウントECサイト連携は必要?
こんにちは、ソレプロの久保です。一気に涼しくなり、ネットサーフィンをしながら短い秋の夜長を楽しんでいる今日この頃です。
「もっと会員を増やしたいけど、どうしたらいいんだ?」と頭を抱えているEC担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか?今日はApple ID・Googleアカウントを利用した連携機能についてお話していきます。
Apple ID・Googleアカウントの普及率について
Apple ID・Googleアカウントとは?
ざっくりというと、Apple,Googleの関連アプリ(appstore,gmailなど)を利用するときやiphoneやgooglepixelなどのスマートフォン・macbookなどのPCでの端末内での連携で使用されていたりするアカウントのことですね。
端末を持っていたり、アプリを使う方はアカウントを保有している可能性が高いということがわかります。
Apple ID・Googleアカウントはどのくらいの人が利用されている?
日本ではスマートフォンユーザーの約60%がiPhoneを持っているので、利用していなくてもApple IDの保有者が多い状況だとわかります。(2024年現在)
一方Googleアカウントは?というと、Googleは日本の検索エンジン市場で約80%以上のシェアを占めております。
検索エンジンとしての利用ということは、スマートフォンだけでなく、PCやタブレットでのウェブサービス利用者もGoogleアカウントを持っている可能性が高いことが予想されます。
Apple ID・Googleアカウントの保有者から考えますと、Apple ID・Googleアカウントが広く普及していることがわかります。ECサイトにおいて、Apple IDやGoogleアカウントの保有者が多いことは連携される確率の母数も多くなります。
ユーザーにとってのApple ID・Googleアカウント連携について
ユーザー側のメリットとは?
それでは、ECサイトでのApple ID・Googleアカウント連携はユーザーにとってどんな良いことがあるのでしょうか?
大まかにいうとApple ID・Googleアカウント連携はユーザーの利便性を高め、スムーズな購入体験を提供するのに非常に有効です!
簡単で迅速なログイン
会員IDとパスワードを入力することなく、Apple ID・Googleアカウント連携ボタンを押すだけで会員ログインすることが可能になります。
パスワード管理の手間が減る
サイトごとのアカウントIDやパスワードを設定せずにID利用して会員登録なので、通常会員での手間(ログイン時にID・パスワードを入力する、忘れた時の再発行手続き)とはおさらばできます。
使い慣れたアカウントでの操作
Apple IDやGoogleアカウントをすでにユーザーが持っているので、アカウント作成の手間が省くことができます。
ユーザーが抱く懸念点とは?
ユーザーに対してメリットがある反面、ユーザーはApple ID・Googleアカウント連携させることに対して懸念点もあります。
プライバシーの懸念
ECサイトにApple ID・Googleアカウントに含まれる個人情報が共有され、個人情報のどのデータがアクセスされるのかを心配されるユーザーもいらっしゃいます。その懸念点に対して、どのように利用するかをプライバシーポリシーにてきちんと伝達できるようにしておく必要もあるかと思います。
アカウント自体へのセキュリティ
Apple ID・Googleアカウント自体が何かしらの状況になりロックされてしまうと、他の連携先にもログインできなくなるリスクがあります。アカウントを共有していると、根本となるアカウント管理が重要となりますので、ロックされた場合の対応策やお問い合わせについては利用ガイドなどに記しておくとユーザーに親切ですね。
アカウント自体が乗っ取られたりしないように、2段階認証などでアカウントのセキュリティはしっかりしておきましょう!!IDとパスワードを抜き取られた場合に、2段階認証しておけばもう1つの認証というハードルができます。それだけでもアカウントを守ることにも繋がります。
実際にGoogleアカウントに連携してみた!
実際にAppleID・Googleアカウントを連携したことはありますか?
ユーザー側のメリットを並べてみましたが、今回ユーザーの視点になるためにECサイトでGoogleアカウントでログイン連携で会員登録してみました。
なんと、3クリックでログイン連携ができてしまいました……!!!!
Google Chromeにログインしている状態でサイトを開いているので、すでにアカウントにはログインされている状態なのです。そのアカウントを利用して3ステップでログイン連携することができました。(2024年現在の結果ですので、仕様が変わる可能性もございます。)
初めて商品を購入されるときには住所などの情報を確認する必要がありますが、次回からのログインは1クリックで入力を省略できました。
EC事業者にとってのApple ID・Googleアカウント連携について
EC事業者側のメリットとは?
ユーザーを見ていきましたが、EC事業者は導入することでどのようなメリットがあるでしょうか?
離脱率を低減させる
ユーザーがApple ID・Googleアカウント連携を押すだけで簡単にログインできます。それでアカウント作成の手間が減ることで、購買プロセスでの離脱を減らすことにつながります。
会員登録へのハードルが下がる
Apple ID・Googleアカウント連携することで、簡単に登録していただき、店舗側は顧客のメールアドレスを取得することができます。そこからメルマガが送付できるので、会員対象のクーポンやキャンペーン施策を効果的に行うことができます。
ユーザー体験(UX)の向上
Apple ID・Googleアカウント連携で簡単にログイン登録できるので、ユーザーがサイトへの満足度を向上させることができます。それにより、再度サイトを利用されるリピーターを増やしていくことにもつながります。
ユーザーに使いやすいと思われることで、ECサイトでのショッピングがしやすくなって購入意欲が高まるということですね。
EC事業者にとってのデメリット
個人情報保護の観点
AppleやGoogleのデータポリシーや法規制に従うことが必要不可欠です。Apple・Googleがログインシステムを変更した際には、ECサイト側に追加の開発やメンテナンスが必要になる可能性もあります。
多様なニーズに柔軟に対応することが、ユーザーにとっての利便性を高めるポイントです。これらを踏まえて、セキュリティや利便性を両立させていけるように考えていきましょう。
Apple ID・Googleアカウントの利用を好まないユーザーも
個人情報保護の観点から、Apple ID・Googleアカウントの利用を避けたいと考えるユーザーももちろんいます。さらに、PCなどが得意でないなどの理由からApple ID・Googleアカウントを持っていない場合もあります。
そのようなApple ID・Googleアカウントを利用されないユーザーのためにも、通常のログイン機能を提供できるようにすることも重要となります。
最後に
今回、会員登録を増やす新たな一歩として「Apple ID・Googleアカウント連携」をご紹介いたしました。
会員登録者が増えることによって、できることが格段に増えます。
⇨顧客の母数が増えることでより顧客分析での解像度が上がる
⇨顧客情報をセグメントしてターゲットに沿ったCRM施策を打ち出せる
⇨パーソナライズした内容のメルマガや顧客対応を行うことができる
⇨ECサイトのリピーターが増加して、長くお付き合いできるのでLTVが向上する
etc…
このように会員登録者増加によって施策の内容が向上して、ECサイト全体が良くなって売上向上につながっていくのです。
フューチャーショップには、futureshop Apple ID・Googleアカウントログインオプションがあります。フューチャーショップでも利用して、より幅広いユーザーにとって簡単かつ安心して利用できる環境を提供して会員登録を増加させるのはいかがでしょうか?
ソレプロでは、累計90件に及ぶフューチャーショップでのECサイト制作の知見を活かして、オプションに合わせたデザイン・構築にも対応しております。ご不明点やちょっと聞きたいことがございましたら、下のボタンリンクからお気軽にご連絡ください。
ユーザー分析ができるECサイト制作・顧客分析が反映されたEC運営はソレプロにお任せください
writer
くぼ ひとみ
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