新たな販売手法!ライブコマース

近年、SNSや動画配信の普及とともに注目を集めているのが「ライブコマース」。
私も先日ライブコマース経由で商品を購入しました!

少し前、お気に入りのアパレルブランドの新作ワンピースが気になっていて、ホワイトにするかネイビーにするか、すごく迷っていたのですが、公式Instagramでワンピースを紹介するライブ配信をするとのことで、「これは見るしかない!」と即視聴。

スタッフさんがワンピース2色を実際に着て登場し、「ホワイトは爽やかで上品、ネイビーは落ち着いた大人っぽさ」と、それぞれの魅力を丁寧に紹介。
「カーディガンを羽織ればきれいめに、デニムと合わせてカジュアルにも」といった着こなし提案もあって、かなり参考になりました。

コメント欄には「ホワイトかわいすぎ」「ネイビーも捨てがたい!」といった声が次々に流れていて、「やっぱりこのワンピースいいよね?!」とコメントを見ながら嬉しくなって、ニマニマが止まりませんでした。

悩んだ末に「着回し力が高く、どんなカラーとも合わせやすい」とスタッフさんがおすすめしていたのと、販売前アンケートで人気1位になっていると紹介されていたのが決め手でホワイトを選びました。その流れで、着回しコーデで紹介されていた淡いブルーのカーディガンもついでにポチッと…気づけば購入していました。

数日後、届いた箱を開けると、THANK YOUカードと黄色い花びらの造花がそっと添えられていて、ちょっとしたサプライズにほっこり。オンラインでもこんな心のこもった体験ができるんだなと、とても嬉しくなったと同時に、ブランドへの好きという気持ちがググッと大きくなりました。

ライブコマースに惹かれた一人として、今回はライブコマースの魅力を深掘りしてみたいと思います!

ライブコマースとは?

ライブコマース(Live Commerce)は、「ライブ配信」と「コマース(販売)」を掛け合わせた販売手法です。
タレントやインフルエンサー、販売員などが配信者となり、商品の使い方や魅力をリアルタイムで紹介。その場でコメントや質問に答えながら視聴者の購買意欲を刺激し、配信中に購入してもらうことを目的としています。

視聴者は配信を見ながら、気になった商品をそのままカートに入れたり、詳細ページに移動したりできるため、購買までの導線が非常にスムーズです。

なぜいま「ライブコマース」が注目されているのか?

EC市場の成熟と差別化の難しさ

ECサイトは増加の一途をたどり、商品の選択肢は膨大に。一方で「写真と説明文だけでは違いが伝わらない」という課題も。ライブ配信なら、使用感やリアルなサイズ感など、静的なコンテンツでは伝えきれない情報を提供できます。

SNS・動画文化の浸透

Instagram、YouTube、TikTokなど、ライブや動画を使った情報発信が一般化。特に若年層は動画を通じて商品情報を得ることが多くなっており、「ライブで見ること=安心して買える」感覚が強まっています。

リアル接客の代替ニーズと、実店舗を持たないブランドの台頭

近年、リアル店舗を持たずオンラインのみで展開するD2CブランドやEC特化型の企業が増えており、従来のような「対面で商品を説明する機会」がそもそも存在しないケースも少なくありません。
また、コロナ禍を経て店舗接客の機会が減ったことで、オンライン上でいかに“伝えるか”がますます重要になりました。

そうした中でライブコマースは、商品の魅力や使い方をリアルタイムで伝え、視聴者の質問にもその場で答えることができる、オンラインならではの“疑似接客”手段として注目されています。
実店舗がなくても、お客様との接点を深め、購入を後押しする手段として機能するのが、ライブコマースの大きな強みです。

ライブコマースの主な特徴

リアルタイム性:今その場で情報が届く

ライブコマースは、リアルタイムで商品を紹介できる点が最大の特徴です。
配信者がその場で商品の使用感や特徴を説明することで、視聴者はまるで店舗で接客を受けているかのような感覚で商品を理解できます。
イベント感も強く、「今しか見られない」「今すぐ買いたい」という購買意欲を引き出しやすくなります。

双方向コミュニケーション:視聴者と会話しながら販売

コメント機能を使って、視聴者からの質問にリアルタイムで答えることができます。
たとえば「これ何色展開ですか?」「身長160cmだと丈感はどうですか?」といった疑問にその場で答えることで、視聴者の不安を解消しながら販売できるのが大きな利点です。
一方通行ではない“会話型”の接客により、視聴者との距離が縮まり、信頼感が高まります。

購入導線のスムーズさ:迷わず買える仕組み

ライブコマースでは、配信画面内に商品購入リンクやカートボタンを設置できるため、視聴者は気になったタイミングでそのまま購入に進むことができます。
従来のECサイトのように「別ページで探す」といった手間がないため、離脱のリスクを減らし、コンバージョン率の向上にもつながります。

情報の信頼性・納得感:実演で伝わるリアルな魅力

配信者が商品を実際に使ったり、着用したりすることで、写真やテキストだけでは伝えづらい情報(サイズ感、質感、使用感など)をリアルに届けられます。
たとえば洋服なら着心地やシルエット、コスメなら発色やテクスチャーがその場で確認できるため、購入後の「思っていたのと違った」というミスマッチを減らせます。

導入時に気をつけたいポイント

ライブコマースは高い訴求力と販売力を持つ一方で、成果を上げるためにはいくつかの注意点があります。ここでは、導入前に押さえておきたい重要なポイントを紹介します。

出演者の選定

ライブ配信では、商品の魅力を視聴者に伝える“話し手”の力量が成否を大きく左右します。ただ商品説明をするだけでなく、視聴者のコメントにうまく反応したり、商品の特長をわかりやすく伝えられるかが重要です。社内のスタッフが対応するのか、インフルエンサーに依頼するのかも含め、事前に明確にしておく必要があります。

配信環境の整備

映像や音声の乱れは、視聴者の離脱を招くだけでなく、ブランドイメージを損なう恐れもあります。スマートフォン1台でも配信は可能ですが、照明やマイク、回線速度などの基本設備には最低限の投資をしておくのが望ましいでしょう。

事前の集客施策

ライブ配信は「誰かに見てもらって初めて意味がある」施策です。SNSでの予告投稿や、メルマガでのリマインド配信、サイト上での告知バナーの設置など、視聴者を集めるための仕掛けは事前に設計しておきましょう。

配信後の振り返りと改善

視聴者数やコメント内容、売上データなどを振り返ることで、「どの商品の反応が良かったか」「どのタイミングで離脱が多かったか」といった気づきを得られます。これらを次回以降に活かすことで、ライブコマースの成果を継続的に高めることができます。

まとめ

今回は、ライブコマースについてご紹介しました。ライブコマースは、単なる商品紹介ではなく、“体験価値を売る”新しい形のEC戦略です。視聴者との距離が近く、リアルタイムで反応を見ながら訴求できるのは、他の販売手法にはない大きな魅力です。

すでに中国やシンガポールでは主要な販売手法として確立されており、日本国内でもただの商品紹介にとどまらない「接客型EC」として活用が進んでいます。

制作パートナーとしてソレプロが関わらせていただいているfutureshopやSHOPLINEにもライブコマース機能がございますので、ライブコマースちょっと気になる・・と思っていただけましたら是非ソレプロまでお気軽にお問い合わせください!

◼︎futureshop  ライブコテージについてはこちら

◼︎SHOPLINE ソーシャルコマースについてはこちら

https://jp.shopline.com/social-commerce

SHOPLINEの機能について他にも知りたい…という方は、ぜひこちらの記事もご覧ください!

最後までご覧いただきありがとうございます。また次回お会いしましょう!

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ソレプロでは、様々な経験や知見を持ったEC運営のプロフェッショナルが、デザイン・構築から、公開後の運営まで強力にサポートします。ライブコマースだけでなく、ECサイト制作やリニューアルについてのご相談はソレプロまでお気軽にお問合せください!

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